大漁願いウートートー 宮城島近海で漁船パレード


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漁船7隻で海上パレードをし、豊漁・海の安全を願う漁師や地域の子どもたち=19日、うるま市与那城の宮城島沖

 【宮城島=うるま】旧暦元日の19日、うるま市与那城の宮城島近海で、豊漁と航海安全祈願の漁船海上パレードがあった。大漁旗や万国旗を掲げた漁船が停泊する桃原漁港には、与那城地域の漁師の有志や住民らが集まり、年に一度の行事を見守った。

 満潮を迎えた午後3時過ぎ、漁船に漁師や子どもたちが乗り込み「瑠奈丸」を先頭に7隻が出港。モズク漁や刺し網漁の漁場を3周した。海に酒をまき、約35人が手を合わせて大漁を祈願した。
 玉置陽愛さん(7)=市立彩橋小1年=は「船が一列に並んだところがおもしろかった。海の神様にウートートー(祈り)した」と話した。
 パレード終了後には、マグロやメカジキなど新鮮な刺し身と魚の天ぷらを囲んで、新たな一年の景気づけをした。