米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設に反対しようと、「止めよう辺野古新基地建設実行委員会」が22日午後1時から米軍キャンプ・シュワブのゲート前で開催した県民集会には県内外から2800人(主催者発表)が参加した。ゲート前には正午前から貸し切りバスなどで続々、県民らが訪れ、「基地建設強行は許さないぞ」などと怒りのシュプレヒコールを上げた。
集会で稲嶺進名護市長は「道路の左右も鉄条網で、これが今の沖縄の現実をまさしく象徴している光景だ。われわれの団結をこれからも日米両政府に対して突き付けていこう」とあいさつした。県民集会は午後2時20分ごろ、ガンバロー三唱で締めくくったが、米軍に拘束された沖縄平和運動センターの山城博治議長らが解放されなかったため、県民の一部がゲート前などに残り怒りの拳を上げた。【琉球新報電子版】