辺野古テント撤去業務「苦痛」 国交労が申し入れ


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米軍キャンプ・シュワブのゲート付近に設営したテントに座り込む反対の市民=4日午後、名護市辺野古

 沖縄国家公務員労組は4日、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設をめぐり、新基地予定地に隣接する米軍キャンプ・シュワブのゲート付近に反対派市民が設営したテントの撤去に向けた業務は職員に苦痛を与えるとして、関わらせないよう沖縄総合事務局に申し入れた。

 労組が事務局に提出した申し入れ書によると、撤去に向けた反対派への監視活動は「県民と敵対し精神的にも肉体的にも耐えがたい苦痛だ」と指摘、テント撤去が目的の業務に職員を動員しないよう求めた。労組によると、対応した事務局幹部は「国道の不法占用を正常化するための業務だ」と説明したとしている。
(共同通信)