政治

辺野古でトンブロック再投下 知事の停止指示後初

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で沖縄防衛局は5日、新たにコンクリート製ブロック2個を海底に沈めた。翁長雄志知事が岩礁破砕の許可区域外でのブロック設置作業の停止を指示して以降初めて。

ブロックによるサンゴ礁の破壊が複数カ所で確認されて問題視される中、防衛局はブロック投入作業を再開した。
 新たにブロックが投下されたのは米軍キャンプ・シュワブ沖で、県が岩礁破砕を許可した区域の境界付近。投下地点などから海底ボーリング調査に関連する作業の一環とみられる。午後にはブロック投下付近や辺野古崎周辺に浮具(フロート)や油防止膜(オイルフェンス)を設置した。
 防衛局は県から、区域外のブロック設置停止指示を受け、2月19日に「(許可区域外での)ブロック設置の予定はない」と回答している。岩礁破砕申請の手続きを担当する県の山城毅農林水産部長は「まずは事実確認をしたい」と話した。
 當間秀史環境部長は県議会一般質問で、ブロック設置でサンゴ礁が損傷していることについて「ひと固まりのサンゴといえども生態系の維持に大きなダメージを与える」との見解を示した。一方、海上ではこの日も午前からカヌー10艇や抗議船が抗議の声を上げた。