ボーリング作業は確認されず オイルフェンスを移動


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海上で作業を行う沖縄防衛局の作業船=8日午前、名護市の大浦湾

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設で、沖縄防衛局は8日午前8時半ごろから大型クレーン船や作業船を稼働させ、作業を始めている。午前11時現在、新たな大型コンクリートブロック(トンブロック)の設置やボーリング作業は行われていないが、小型作業船が辺野古崎付近でオイルフェンス(汚濁防止膜)を移動させる様子が確認された。

一方、米軍キャンプ・シュワブ前では移設計画に反対する市民らが抗議行動を続けている。
 大型クレーン船は長島付近で停泊中。作業船1隻は5日にトンブロックが投下された場所に移動し、潜水調査などを実施した。
 シュワブ前では午前8時ごろ、ゲート前で市民が抗議する中、車が急スピードで基地内に進入してきたのにも関わらず、現場を警備する警察官が注意しなかったとして、市民らが抗議の声を上げた。【琉球新報電子版】