ゲート前で100人が抗議 辺野古、海上作業続く


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臨時制限区域のフロートを越え、海上保安官に確保される抗議市民のカヌー=10日午前10時10分、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で10日午前、大浦湾では複数の作業船で油防止膜(オイルフェンス)を延ばす作業が確認された。午前10時半現在、スパット台船があるキャンプ・シュワブのビーチ沖辺りから辺野古崎方面まで、油防止膜や浮具(フロート)で浮桟橋を含め沿岸部を大きく囲んだ形になっている。

 新基地建設に反対する市民らは、記者らも同乗する船を含め3隻とカヌー17艇で抗議を開始した。スパット台船が確認できる瀬嵩沖のフロート沿いで海上作業の中止を訴えた。カヌー2艇が臨時制限区域の境界に設置されてい大型フロートを越え、海上保安庁のゴムボートに確保された。
 一方、米軍キャンプ・シュワブゲート前では午前6時半ごろから市民らが工事関係車両の出入りを確認している。午前10時には県外の労働組合団体なども加わり、約100人の抗議集会を行っている。市民が設置したテントの撤去を要求している沖縄総合事務局北部国道事務所職員の巡回も続いている。
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