市民ら、許可取り消し期待 辺野古 掘削調査続く


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米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡り、翁長雄志知事が午後から記者会見をすることを受けカチャーシーで喜ぶ座り込みのメンバーら=23日午前10時半ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、沖縄防衛局は23日、前日に引き続き、スパット台船2基で海底ボーリング調査を継続している。台船上には作業員の姿があり、掘削棒は下ろされた状態になっている。台船付近に大型クレーン船2隻も停泊しているが、目立った作業は確認できない。

 市民は船5隻とカヌー10艇余りを海に出し、抗議行動を続けている。ゴムボートに乗る海上保安官とにらみ合いになり、2人が拘束された。
 米軍キャンプ・シュワブのゲート前には約80人が集まっている。翁長雄志知事が午後から記者会見を開くことを受けて、岩礁破砕許可取り消しを期待する声が高まっている。
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