辺野古 掘削作業続く 知事の停止指示を無視


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沖縄防衛局の車両を止めようとする市民ともみ合う県警の機動隊=24日午前8時25分ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に向けたボーリング調査が進む名護市辺野古の海上で24日午前、2基のスパット台船に作業員の姿が確認された。調査が行われているとみられる。翁長雄志知事は23日、作業を30日までに停止するよう沖縄防衛局に指示しているが、それを無視した形で1日明けた24日も作業は継続されている。

 米軍キャンプ・シュワブのゲート前では市民らが「工事を止めろ」「強行許さんぞ」と抗議の声を上げた。ゲートを出た沖縄防衛局の車両を市民らが取り囲み、機動隊ともみ合いを繰り広げている。海上では市民のカヌー16艇や抗議船が抗議行動を展開している。
 沖縄平和運動センターの山城博治議長は「政府が30日以降も海上作業を続けるのなら、県警に沖縄防衛局の作業をやめさせてもらうよう、県に要望したい」と話した。
【琉球新報電子版】
英文へ→Ignoring governor’s order to stop work, Japanese Government continues seabed boring in Henoko