防衛局、辺野古掘削作業を続行


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【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で24日、辺野古沖では、前日までと同じくスパット台船上で作業を続ける様子が確認された。23日に翁長雄志知事が沖縄防衛局に対し作業の全面停止を指示したが、従わずに継続した格好だ。新基地建設に反対する市民らは海上や米軍キャンプ・シュワブゲート前で、作業継続を非難し、中止を求めて抗議の声を上げた。

 台船からは海底ボーリング調査の掘削棒が前日から海中に延びたままで、作業員らが掘削棒につながる掘削機周辺で作業する姿が確認された。作業は午前8時半ごろから午後5時ごろまで続いた。掘削棒は引き続き残された。
 市民らは午前中から船3隻とカヌー16艇で、海上で抗議行動を展開した。市民らは、臨時制限区域を示す浮具(フロート)越しに海上保安庁のゴムボートとにらみ合い、「海を壊すな」などと抗議の声を上げた。