辺野古新基地阻止で議員団結成へ 数百人規模目指す


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辺野古移設に反対する議員団の結成を発表する県議会与党の代表者ら=25日、県政記者クラブ

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する県選出国会議員や県議、市民団体でつくる「止めよう辺野古新基地建設実行委員会」は25日、県庁内で記者会見し、趣旨に賛同する市町村議を含めた議員団を28日に結成すると発表した。

移設に向けた政府の圧力が強まる中、数百人規模の議員団を組織することで、移設阻止に向けた機運を高め各種行動を展開したい考え。
 28日は那覇市で発足集会を開き、結成の目的や活動内容などを確認するほか、辺野古移設計画に対抗する県の取り組みや見解などについて話し合う。議員団を中心に市町村単位の実行委結成なども議論する予定。
 今後は県民集会などの際の実働的な組織として活動することや、米軍キャンプ・シュワブ前での座り込み行動への参加呼び掛けなどを担うことも想定している。議員団での東京要請行動なども検討する。
 県議会与党の座長を務める仲宗根悟氏(社民護憲)は「オール沖縄で新基地建設断念をさせるうねりをつくりたい」と述べ、多くの議員の結集を呼び掛けた。