「辺野古 世界に訴えよう」 100人が新基地建設に抗議


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キャンプ・シュワブゲート前の集会でゴスペルを歌い平和を訴える市民ら=午前10時50分ごろ、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、新基地建設に反対する市民らは27日も午前8時ごろから米軍キャンプ・シュワブゲート前で抗議の声を上げた。海上は波が高く、沖縄防衛局の作業は確認されていない。シュワブの浜辺では防衛局が数台の船を並べて固定する様子が確認された。

 ゲート前では、午前9時すぎから集会が開かれ、「辺野古新基地建設を阻止する読谷村民会議」のメンバーも参加し、約100人が集まった。この中で東恩納琢磨名護市議は「市議会で昨日、新基地建設と沖縄県民の人権侵害の実態調査を国連人権高等弁務官に要請する決議が行われた。世界にこの問題を伝えよう」と話した。沖縄平和運動センターの山城博治議長は「翁長知事が取り消しをすれば政府の行為は違法になる。抗議の声も高まるが、機動隊の警備も厳しくなるだろう。ゲート前に集まるよう声を掛けてほしい」と呼び掛けた。【琉球新報電子版】