掘削作業は確認できず 海上で抗議行動


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米軍基地前で「平和を守ろう」とシュプレヒコールを上げる市民ら=28日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、建設に反対する市民らは28日午前、抗議船4隻、カヌー8艇を出し、海上抗議を行った。沖縄防衛局は臨時制限区域を示すように設置されている浮具(フロート)に沿う形で警戒船を25隻ほど配置。海上保安庁はゴムボート6、7艇で市民の抗議行動を警戒した。

 午前10時半現在、浮桟橋が設置されているキャンプ・シュワブの浜で、クレーン車による作業が確認されたが、長島北側のスパット台船や大型クレーン船には作業員の姿は見られない。海底ボーリング調査に関する掘削作業は午前中は行われていないとみられる。
 キャンプ・シュワブ前で抗議活動を続ける市民らによると、同日午前7時半ごろ、資材を積んだトラック約10台が基地内に入った。ゲート前では午前10時から市民ら約50人が集まり、抗議集会を開いた。
【琉球新報電子版】