ブロック設置79ヵ所を計画 辺野古臨時制限区域


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コンクリートブロックの設置位置図

 沖縄防衛局が米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた海底ボーリング調査に伴い、立ち入りを制限するためのブイやフロートを固定するコンクリート製ブロックの位置などの設置計画が28日まで明らかになった。ブロックは立ち入りが制限される臨時制限区域に沿うように海底の計79カ所に投下する計画で、鋼製の鉄板なども設置する。

 防衛局が2月2日に県の質問に回答した文書では、臨時制限区域沿いに37カ所、区域内に38カ所の計75カ所にブロックを設置すると説明していたが、2月25日に県に提出した詳細な図面には計79カ所が示されている。
 防衛局は県が辺野古沖で潜水調査を実施した前日の同25日にブロックの位置図を提出。県はその図面を参考に臨時制限区域外から調査を実施し、サンゴの損傷を1カ所で確認した。
 辺野古沖の防衛局の作業では、ブロック投下によるサンゴ損傷が発覚し、県は臨時制限区域内での潜水調査を要望しているが、米軍が立ち入りを拒んでいる。