辺野古、海底調査6月まで延長 防衛相


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 中谷防衛相は31日の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先である名護市辺野古沿岸部の埋め立てに向けた海底ボーリング調査を6月まで延長する方針を明らかにした。「6月までに調査を終え、夏にも埋め立て過程に着手したい」と述べた。当初は3月末だった。
 海底ボーリング調査は、地盤の強度や地質を調べ、設計に反映させる。7カ所で調査を終えたが、残りの12カ所が完了していなかった。
 沖縄県の翁長知事は、岩礁破砕の許可区域外でサンゴ礁を損傷した可能性が高いとして作業停止を沖縄防衛局に指示。だが林芳正農相は30日、県の指示の効力を一時停止すると決定した。
(共同通信)