スパット台船などで掘削作業 座り込みが4000日


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抗議船の船長の逮捕に2日目の抗議活動を続ける市民=1日、名護警察署前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設をめぐり、米軍キャンプ・シュワブゲート前で抗議していた男性が公務執行妨害容疑で逮捕された件で、市民約50人が1日午前9時半ごろから名護署前で抗議した。

逮捕された抗議船船長の男性について「不当逮捕された」と訴え、過剰な警備を続ける県警に「警察官だったら何してもいいのか」と訴えた。
 辺野古沖ではスパット台船2基が掘削作業を続けている。クレーン船でも作業を行っているとみられる。午前10時ごろには市民が載った抗議のカヌー7挺が海上保安庁に拘束された。
 キャンプ・シュワブゲート前でも早朝から多くの市民が集まり、「不当逮捕は許さないぞ」などと声を上げた。ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は辺野古海岸での座り込みが2004年に始まってから1日で4000日になることを報告し、「オール沖縄の闘いがさらに強固につくられていく。新基地は造らせない。普天間はすぐに解放せよ」と訴えた。
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