男性釈放求め抗議 スパット台船2基で作業


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逮捕された男性の釈放を求め抗議する市民ら=2日、名護署前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設作業をめぐり、3月31日に米軍キャンプ・シュワブのゲート前での抗議中に公務執行妨害容疑で逮捕された男性の釈放を求め、市民ら約150人が2日午前、名護警察署前で座り込みをするなどして抗議の声を上げた。

男性に接見した金高望弁護士によると、那覇地検は同日午前、裁判所に男性の勾留を請求した。
 米軍キャンプ・シュワブのゲート前でも新基地建設に反対する市民約30人が抗議行動を続けている。
 辺野古沖ではスパット台船2基がボーリング作業を続けている。臨時制限区域を示す浮具(フロート)に接近した抗議船1隻とカヌー2艇が海上保安庁に確保された以外、目立った混乱は確認されていない。【琉球新報電子版】