辺野古問題「注目を」 翁長知事、都内で呼び掛け


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名護市辺野古で進められている新基地建設に対し「注目してほしい」と呼び掛ける翁長雄志知事(左)=3日午前、東京都の池袋サンシャインシティ

 【東京】上京中の翁長雄志知事は3日午前、池袋で開かれた「マリンダイビングフェア2015」の開幕式に出席し、米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の大浦湾埋め立てに触れ「注目してほしい」と出席者に呼び掛けた。

 翁長知事は来賓あいさつで「沖縄県としては豊かな自然、環境の魅力を国内外に発信し、貴重な観光資源であるダイビングの振興に努めたい」と強調した。その上で「その意味では辺野古の大浦湾は埋め立てられてしまいそうなので、そのことにも注目していただきたい」と呼び掛け、辺野古移設問題への関心を高めるよう求めた。
 式典後、翁長知事は記者団に対し「きれいな海を守らないといけない」などと述べ、環境保全などの観点から移設計画に反対する意向を強調した。