辺野古海上、陸上で市民らの抗議続く


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沖縄戦をモチーフにした「月桃」や「艦砲ぬ喰ぇぬくさー」などを歌い、平和への思いを強くする市民たち=14日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設に向けて14日午前、海上の長島北側のスパット台船2基で掘削(ボーリング)調査に関わる作業が行われた。潜水調査の様子も確認された。それに対し市民は海上と陸上で抗議を続けている。

 市民らは海上に抗議船4隻とカヌー約10艇をだし、基地建設の中止を訴えている。午前11時現在、海上保安庁による拘束や強制排除はない。
 一方、米軍キャンプ・シュワブゲート前では、早朝から市民約50人が集まり抗議集会に参加した。市民らは70年前の沖縄戦で犠牲になった人々に思いをはせ、「月桃」や「艦砲ぬ喰ぇぬくさー」を合唱した。司会を務める沖縄平和運動センターの山城博治議長は「戦争という過ちを二度と繰り返してはいけない。そのためにも戦争につながる新基地建設をなんとしても止めよう」と呼び掛けた。  【琉球新報電子版】