辺野古現状を質問 モチヅキ氏、名護市長と意見交換


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稲嶺進名護市長(左)と意見を交わすマイク・モチヅキ氏=14日、名護市役所

 【名護】日米関係に詳しい米ジョージ・ワシントン大のマイク・モチヅキ教授が14日、名護市役所に稲嶺進市長を訪ね、米軍普天間飛行場の移設問題に関する名護市の現状について意見を交わした。

モチヅキ氏は面談後、記者団に対し、知事選で辺野古移設に反対する翁長雄志知事が当選したことで、米国内でも世論に変化が出てきたとした上で「日米両政府が真剣に話し合うべきだと思う」との考えを示した。
 また辺野古の現状について「(前回来沖時の)1年前よりも緊張感がある。翁長知事と安倍首相が協力して一番いい解決策を探してほしい」と述べ、国と県の対話の必要性を訴えた。
 稲嶺市長とモチヅキ氏は市長の訪米時などに複数回、意見交換している。今回の面談は冒頭以外は非公開で、移設問題に関連する市の現状や、知事選後の県内の状況などについて話したという。
 稲嶺市長は「シンクタンクや研究者、市民レベルでの反応について(モチヅキ氏に)聞いた」と話した。