翁長知事、来月末にも訪米 米政府に辺野古撤回要求へ


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 翁長雄志知事は5月末から6月初旬にかけて米ワシントンを訪問する日程で調整に入った。米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設撤回を米政府に求める。これに前後してハワイも訪れ、イゲ州知事らと会談することも計画している。ハワイには米軍再編計画で在沖海兵隊2700人の移転が予定されており、この計画についても意見交換する。

 一方、翁長知事は訪米に先立ち、米上下両院の軍事委員会の全議員に対し、普天間の県外移設と辺野古への新基地建設断念を求める書簡を送ることを決めた。
 書簡は今月20~23日に訪米する玉城デニー衆院議員が米議員に手渡す。知事自身の訪米行動時に、米議員の協力を求める狙いだ。
 関係者によると、知事は5月27、28日の日程でハワイを訪れ、その後5月末から6月初めにワシントンで米政府関係者や議員らに対する要請行動を展開する日程を検討している。