辺野古埋め立て工事契約6件、計415億円を公表 沖縄防衛局


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 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で沖縄防衛局は20日までに、埋め立て本体工事としては初めてとなる工事契約6件の締結を公表した。沿岸部に護岸をセットするための「中仕切り岸壁」や「二重締め切り護岸」の新設などで、契約額は合計415億円。中谷元防衛相はこれまで「早ければ夏にも埋め立て工事に着手したい」と説明していた。

 沖縄防衛局は現在、埋め立て本体工事に向けた辺野古沖の海底ボーリング調査を実施している。調査と実施設計を終え次第、本体工事の着手を目指す計画。翁長雄志知事は安倍晋三首相との会談で「私は絶対に辺野古への新基地を造らせない」と述べ、建設阻止を表明している。【琉球新報電子版】