新たな掘削調査か 辺野古沖


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米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設計画に反対する市民ら=23日午前、名護市の米軍キャンプ・シュワーブのゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設計画で23日午前、22日に移動された作業用のスパット台船1基の掘削棒が海面に伸びているのが確認された。沖縄防衛局が移設予定地の大浦湾内の新たな地点で海底ボーリング調査を開始しているとみられる。辺野古沖の長島北側の別の台船1基にも作業員の姿が見られた。

 新基地計画に反対する市民らはカヌー14挺や抗議船で行動しており、臨時制限区域を示すように設置されている浮具(フロート)付近で抗議の声を上げている。
 米軍キャンプ・シュワブ前でも市民ら約30人が午前8時前から抗議行動を開始した。闘病で現場から離れている沖縄平和運動センター議長の山城博治さんに激励の言葉も送られた。連日ゲート前を訪れている小橋川共行さんは「一人一人が山城さんと同じ気持ちを持ち頑張ろう」と話した。【琉球新報電子版】