辺野古中止に署名8000筆 大江さんら有識者、国に提出


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【東京】ノーベル文学賞作家の大江健三郎氏ら有識者22人が、米軍普天間飛行場返還に伴う名護市辺野古の新基地建設の即時中止を求めて集めていた署名が20日の1次締め切りまでに8046筆集まった。

同じ呼び掛け人の宮本憲一大阪市立大名誉教授らが27日、約2500のコメントと共に内閣官房に提出した。
 宮本名誉教授は、対応した佐野美博調査役に対し「辺野古新基地建設の強行は日本の民主主義、地方自治に影響する大きな問題。政府は誠実に知事と話し合うべきだ」と述べた。西谷修立教大学教授は「この問題は日本と沖縄の断裂線になっている。強行は日本の統治そのものが問われる」と指摘した。
 署名活動は5月20日を2次締め切りとし、政府に届けるとしている。