市民船2隻を排除 辺野古、県民大集会翌日も作業


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抗議船に乗り込み、市民ともみ合う海上保安官=29日午前9時55分、名護市の大浦湾

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設に関し、「県民大集会」で約2500人(主催者発表)が反対の拳を挙げた翌日の29日も朝から海上のスパット台船2基に作業員がいるのが確認された。海底ボーリング調査をしているとみられる。

 新基地建設に反対する市民はこの日、抗議船2隻、カヌー10挺で海上抗議を実施。海上保安官が午前9時48分に抗議船に乗り込み、臨時制限区域外に強制排除した。午前10時5分までに沖で2隻とも解放された。
 スパット台船には午前8時すぎから作業員が作業をしている様子が確認された。沖縄防衛局の船が潜水調査をしているのもみられた。
 米軍キャンプ・シュワブのゲート前では、28日に市民の船が転覆したことなどに対して市民らが抗議した。【琉球新報電子版】