辺野古ゲート前抗議300日 新基地建設反対訴え


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集会で「一日も早く大浦湾を正常な状態に戻そう」などと声を上げる参加者=2日午前10時ごろ、名護市の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に反対する市民らは2日、早朝から米軍キャンプ・シュワブゲート前で座り込んだ。市民らによると午前7時ごろに基地に入る車両を一時的に止め、機動隊ともみ合いになった。けが人などはいない。海上ではスパット台船に作業員の姿が確認された。

海底掘削(ボーリング)調査に関する作業を続けているとみられる。市民らは抗議船3隻、カヌー約20艇を出して抗議している。
 午前10時ごろから始まったゲート前の集会には約50人が参加した。市民らが昨年7月にゲート前で座り込みを始めてから300日となったことが報告された。座り込みに連日参加している名護市の田港清治さん(86)は「(新基地建設を)止めさせるまで座り込む。これ以上沖縄に基地を増やすというのは、沖縄を何だと思っているのか。戦争をしたいのなら県外でやればいい」と話した。【琉球新報電子版】