海上作業確認されず ゲート前で約20人が抗議


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プラカードを掲げてドライバーに新基地建設反対をアピールする市民ら=3日午前?時、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に反対する市民らは3日午前、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で工事関係車両の出入りに抗議するなど、約20人が早朝から反対の声を上げた。海上では海上保安庁の警戒船約10隻が臨時制限水域周辺に停泊しているが、スパット台船などでのボーリング調査に関係した作業は確認されていない。

 大型連休に突入し、シュワブゲート前の国道329号も行楽客らで交通量が多くなっている。ゲート前に座り込む市民らは「ジュゴンを殺さないで」などと書いたプラカードを持って沿道に立ち、ドライバーに手を振って新基地建設反対をアピールしている。「沖縄防衛局の違法なボーリング調査に反対している」「海上保安庁の市民への暴力を許してはいけない」と拡声器で訴え、座り込み抗議への支持を呼び掛けた。【琉球新報電子版】