金正恩氏私邸近くにミサイル施設 自ら発射指揮を意図か


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「グーグルアース」による北朝鮮・平壌の衛星写真。左下の丸で囲まれた建物が衛星管制総合指揮所、上の丸が金正恩第1書記の私邸とみられる。右下の丸は北朝鮮高官らの高級住宅団地だという(グーグル提供・聯合=共同)

 【ソウル共同】韓国の聯合ニュースは5日、北朝鮮が新たに建設した国家宇宙開発局の「衛星管制総合指揮所」が、平壌にある金正恩第1書記の私邸の一つに近接していることが分かったと報じた。施設は事実上のミサイル発射実験の管制施設とみられており、同ニュースは専門家の見方として、金第1書記が自ら発射を指揮しようとの意図がうかがえると伝えた。

 朝鮮中央通信などは3日に金第1書記の指揮所視察を報じたが、場所は不明だった。聯合ニュースによると、北朝鮮側の報道で紹介された建物と、衛星写真閲覧サービス「グーグルアース」の昨年9月撮影の衛星写真に写った建物の外観や地形が一致。
(共同通信)