中国「歴史の美化、許されず」 国連の終戦記念式典で指摘


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 【ニューヨーク共同】第2次大戦の終結から今年で70年となるのを記念した式典が5日、国連本部で開かれ、中国の劉結一国連大使は「侵略の歴史をぼかしたり、否定・美化したりするいかなる言動も、被害国を含む各国や人民から許容されることはないだろう」と指摘した。安倍晋三首相が夏に発表する戦後70年談話を念頭に置いた発言とみられる。

 劉大使は演説で「抗日戦争において、物心両面で支援してくれた国際社会の友人を中国人民は決して忘れない。南京大虐殺などによる避難民への支援を提供してくれた外国の友人のことも忘れないだろう」と強調した。
(共同通信)