緊急事態条項の優先議論を、自民 憲法審で呼び掛け


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 衆院憲法審査会は7日、今国会初の自由討議を実施し、各党が今後議論すべき内容について意見表明した。自民党の船田元氏は憲法改正に向け、大災害に備える緊急事態条項、環境権、財政規律条項の三つを挙げ「優先的に議論してはどうか」と各党に呼び掛けた。

 実質審議は昨年11月以来。その際の自由討議で、共産党を除く各党は緊急事態条項について議論する必要性を指摘したが、具体的な内容では隔たりがある。
 船田氏は、緊急事態条項として衆院議員任期の延長特例を「あらかじめ規定しておくことが急務だ」と指摘した。
(共同通信)