「龍柱設置」補正予算案を可決 那覇市議会


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龍柱事業費の補正予算案を賛成多数で可決した那覇市議会4月臨時会=8日午前、同市議会議場

 那覇市議会4月臨時会は8日午前に最終本会議を開き、国の一括交付金を活用した龍柱設置事業で不足している事業費約1億296万円の補正予算案を、賛成多数で可決した。無所属の会の2人が反対し、自民、公明市議団の11人は退席した。同事業は一括交付金を繰り越しせず2014年度末で未完成のまま終了していたが、市は今回の可決を受けて15年内での完成を目指す。

 反対討論では「市当局の市民への説明が不十分」「公金を使うのに、安全性などで疑問が残る」などの意見が出た。予算案に賛成した議員6人が、完成後の安全性や地域活性化などに市当局が積極的に取り組むよう求めた付帯決議案を提案し、賛成多数で可決された。
 市は残る事業の工程について、新たな業者と契約締結した後、準備期間1カ月、龍柱設置期間2カ月、周辺復旧工事や照明・擁壁設置期間2カ月の計5カ月を予定している。
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