市民団体がジュゴンの食み跡調査を開始 辺野古沖


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県警機動隊ともみ合う市民ら=9日、キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古での新基地建設で9日午前、環境団体やダイビングチームが大浦湾でジュゴンの食(は)み跡の調査を始めた。ヘリ基地反対協議会ダイビングチームレインボーと北限のジュゴン調査チーム・ザン、ジュゴンネットワーク沖縄の3団体が調査に参加する。海上ではスパット台船2基に作業員の姿が確認された。

 一方、移設計画に反対する市民ら約50人はこの日午前6時すぎから、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で抗議行動を展開した。午前8時すぎ、海上保安庁職員を乗せたとみられる車両が基地に入るのを止めようとする市民らと、市民を排除しようとする県警機動隊が激しくもみ合った。現時点でけが人はいない。
 【琉球新報電子版】