翁長知事、27日から訪米 辺野古移設見直し求める


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翁長 雄志知事

 県は11日、翁長雄志知事が今月27日から来月5日の日程で訪米すると発表した。米軍普天間飛行場の返還・移設問題をめぐっては、5月31日から6月4日の日程でワシントンに滞在し、米政府や議会関係者、シンクタンクなどを訪ね、普天間の辺野古移設に反対する県の意思を伝え、計画見直しを求める。

ワシントンに先立ち27~29日には県の姉妹都市ハワイ州を訪ね、県系3世のデービッド・イゲ知事らとも会談する。
 翁長知事はワシントン訪問で国防総省、国務省の次官補級との面談を希望しており、県ワシントン事務所を中心に米側と日程調整を進めている。
 ハワイで面談するイゲ知事にも辺野古新基地建設に反対する沖縄の民意を伝え側面支援を求めるとみられる。また、ことしは沖縄とハワイ州の姉妹都市締結30周年に当たるため、今後の交流促進などについても意見交換する。
 翁長知事は11日、記者団に「(県が)辺野古には基地を造らせない、あるいはできない、ということを前提に物事を考えてもらいたいと伝える」と意欲を語った。
英文へ→Okinawa Governor to visit US to voice opposition to Henoko relocation plan