「島ぐるみ会議」全国へ キャラバンで世論喚起


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 「沖縄『建白書』を実現し未来を拓く島ぐるみ会議」は、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設反対を盛り込んだ沖縄「建白書」の理念実現に向け、国内世論を喚起する「全国キャラバン運動」を23日から始める。

各地で開かれる集会や講演会、シンポジウムなどに積極的に島ぐるみ会議から代表を派遣し、辺野古移設反対を訴える。政府が民意を無視して強行する原発再稼働やオスプレイ配備などに反対する市民運動とも連携し効果的にネットワークを広げる考えだ。
 23日は山口県山口市で開催される「戦争をさせない山口1000人委員会5・23県民集会」に島ぐるみ会議の代表が参加し辺野古移設反対を訴える。6月5日は大阪府、同6日は京都府で県人会などが開く集会にも参加する。
 島ぐるみ会議で国内対策部会の責任者を務める仲村信正前連合沖縄会長は自治労などの労組の全国組織網も生かす構えだ。仲村氏は「沖縄の民意はノーだと言っている辺野古移設を安倍政権は強行している。そのことを考えて沖縄に連帯し、声を上げてほしいと訴えて、国内世論を喚起していきたい」と強調した。