新沖縄大使に水上正史氏


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水上 正史氏

 政府は12日、高田稔久・外務省沖縄担当大使(61)の後任に、水上正史アルゼンチン大使(60)が就任する人事を閣議決定した。

高田氏はニュージーランド兼クック兼サモア大使に就任する。同日付。
 高田氏は12日、離任あいさつのために県庁に翁長雄志知事を訪ねた。高田氏は「沖縄で1年8カ月生活し、難しい問題はあったが、沖縄の生活を学び、楽しんだ」と振り返った。翁長知事は、「沖縄は日本とアジアの懸け橋になる機運が高まっている」と述べ、外務省の協力を求めた。
 高田氏は辺野古移設計画について「全体として統合計画があり、北部訓練場を含め負担軽減を進めたい」と述べた。高田氏は同日、琉球新報社で富田詢一社長とも面談した。
 次期大使の水上氏は東京都出身。一橋大卒業後、1978年に外務省入省。中南米局長などを歴任し、2012年からアルゼンチン大使を務めた。