納付最高82%、九州一 14年度県自動車税


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自動車税の納期内納付率の推移

 県の自動車税の納期内納付率が2014年度は82・0%で初めて8割を超え、過去最高を更新した。全国15位で、九州では8年連続で1位となった。

 通年の納付率も上昇傾向にあり、13年度の確定値は97・4%で前年度を0・8ポイント上回った。県はことしも6月1日の期限内の早期に納付するよう呼び掛けている。
 07年度からコンビニエンスストア、10年度から県内のゆうちょ銀行や全郵便局でそれぞれ納付が可能となるなど、納付手段の拡大とともに納付率が向上している。
 13年度からはインターネットを通してクレジットカードでも納付できるようになった。県税務課は「沖縄はコンビニが身近にある割合が高く、払いやすい環境となっているのではないか」との見方を示している。
 14年度の納付手段の割合は金融機関が50・8%で最も多く、年々増加しているコンビニ納付の39・7%が続いた。2015年度の自動車税は39万5681件、約130億4578万円の税収の見込みで、県税全体の12・4%を占める。
 納期内に納付しない場合、年率9・1%の延滞金も加算されて納税者の負担が増える。県の平敷昭人総務部長は「納付機会を拡大している。納め忘れがないように早めに納付してほしい」と呼び掛けた。