検察が韓国前首相を事情聴取 大統領側近の裏金疑惑


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 【ソウル共同】韓国の朴槿恵大統領の側近8人に裏金が渡ったとされる疑惑で、韓国検察は14日、3千万ウォン(約330万円)を受け取ったと名指しされ4月27日に辞任に追い込まれた李完九前首相(64)をソウルの検察施設に出頭させ、事情聴取した。

 李氏は出頭直前、報道陣に「この世に真実に勝るものはない」と述べ潔白を主張。
 名が挙がった8人の中で聴取を受けたのは、8日に出頭した洪準杓・慶尚南道知事に次いで2人目。
 裏金疑惑は、4月に自殺したとみられる建設会社会長、成完鍾氏が、死亡直前の韓国紙の取材や遺書めいたメモで8人の名と裏金の額などを明らかにし、火が付いた。
(共同通信)