国道事務所が辺野古前のテント監視 ゲート前130人が座り込み


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 【辺野古問題取材班】名護市辺野古への新基地建設計画に反対する住民は14日も抗議活動を展開した。辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前では約130人が座り込みを続けている。

 ゲート前には「テント等設置禁止」と書いた立て看板が立ち、北部国道事務所の職員15人がフェンス沿いの歩道に等間隔に並び、テントや住民の動きを監視している。
 海上では、台風6号の接近に伴い撤去されていた大型クレーン船やスパット台船は再設置されていない。海上保安庁のゴムボートなどを係留する浮桟橋も撤去されたままだ。再設置まで海底掘削(ボーリング)調査は進まないとみられる。
 辺野古崎付近の陸上部で重機を使った作業が確認された。基地建設に反対する市民は船2隻とカヌー9艇を出し、海上の様子を観察している。
 シュワブの新ゲートから数百メートル北にある通称第2ゲート前では午前9時ごろ、車両のゲート進入を阻止しようとする住民約30人と、基地内への住民の立ち入りを制限する基地内の警備員らが一時もみ合う場面があった。
【琉球新報電子版】

フェンス前の歩道に等間隔に並び、住民が設置下テントを監視する北部国道事務所職員=14日午前、名護市のこの米軍キャンプ・シュワブゲート前
工事関係車両の基地内立ち入りに抗議する住民と、基地を示す境界線内に入らないよう警告する基地内の警備員=14日午前9時2分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前