【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古での新基地建設をめぐり16日午前、海上保安庁のゴムボートなど係留する浮桟橋が再び設置された。浮桟橋は台風6号が接近する11日に撤去されていた。
米軍キャンプ・シュワブの兵舎解体作業現場近くでは重機が動く様子が確認された。大型クレーン船やスパット台船は撤去されたままになっている。
一方、米軍キャンプ・シュワブのゲート前ではこの日、移設計画に反対する市民ら約70人が早朝から座り込んだ。座り込みに参加したくまもと障害者労働センター代表の倉田哲也さん(48)は脳性まひで手を使えないため足でマイクを持ってあいさつ。「(国の予算を)防衛費に充てるくらいなら社会福祉に充てるべきだ。(移設の問題は)沖縄だけでなく日本全体の問題だ」と訴えた。
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