「新基地造らせない」 翁長知事が5・17県民大会で強調


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新基地建設阻止を誓いガンバロー三唱する県民大会の参加者ら=17日午後2時38分、沖縄セルラースタジアム那覇

  米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設阻止を訴える「戦後70年 止めよう辺野古新基地建設! 沖縄県民大会」(主催・同実行委員会)が17日午後1時から那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で開かれ、主催者発表で3万5千人が参加した。参加者は2014年の名護市長選、県知事選、衆院選などで相次いで示された辺野古新基地建設反対の民意をあらためて国内外に発信しようと、「辺野古新基地ノー」「われわれは屈しない」などと気勢を上げた。

 大会では「普天間の閉鎖・撤去、辺野古新基地建設・県内移設の断念」を求める決議を拍手で採択した。新基地建設計画の阻止を公約に掲げる翁長雄志知事も出席し、あいさつで「あらゆる手法を用いて辺野古に新基地は造らせない」と重ねて表明した。
 知事は、安倍政権が普天間飛行場返還の「唯一の解決策」だとして辺野古移設計画を推進していることについて「日本の政治の堕落だ。(新基地建設を)阻止することが唯一の解決策だ」と強く反論した。【琉球新報電子版】