米政府「オスプレイ、根本的欠陥はない」 日本政府に伝達


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 【東京】米海兵隊垂直離着陸輸送機MV22オスプレイのハワイでの墜落事故に関して、中谷元・防衛相は19日午前の参院外交防衛委員会で「米国政府からMV22オスプレイの設計に根本的な欠陥があると疑う理由はないと説明を受けている」と述べ、米政府が機体に構造上の欠陥はないとの見解を日本政府に伝えたことを明らかにした。福山哲郎氏(民主)に答えた。

 中谷氏は米政府から「これまでにMV22オスプレイの通常運用を停止すべき理由は発見されていない」と通達されたことも述べた。米政府は米軍普天間飛行場での運用も停止しておらず、日本政府もそれを容認する姿勢だ。中谷氏は19日朝の閣議後会見で、事故原因について「米側の報告と専門家の分析が必要だ。現時点において予断を持って判断はできない」と述べるにとどめた。