党首討論、戦後の歩みめぐり攻防 首相、安保法制成立に意欲


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今国会初の党首討論で、民主党の岡田代表(左手前)の質問に答える安倍首相。左奥は共産党の志位委員長=20日午後

 安倍首相と民主党の岡田代表ら野党3党首は20日、今国会初の党首討論に臨み、戦後70年の日本の歩みや、政府が国会提出した新たな安全保障関連法案をめぐり攻防を繰り広げた。首相が平和主義の堅持を強調したのに対し、岡田氏は集団的自衛権行使を可能とする安保法制で平和憲法が揺らぐ懸念を指摘した。首相は自衛隊活動拡大に理解を求め、今国会成立に意欲を表明した。党首討論は昨年6月以来。

 首相は安保法制に関し、夏までの成立を目指す立場を明確化。米艦船への武力攻撃が発生した事態に触れ「(自衛隊が)守れるようになれば、より日米同盟の絆は強まる」と意義を述べた。
(共同通信)