上半期執行76%目標 県、公共事業で設定


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 県は21日、2015年度の公共事業予算1515億円のうち76%に相当する1151億円を上半期(4~9月)で執行する目標を定めた。公共事業等施行推進本部会議(本部長・安慶田光男副知事)を同日、県庁で開き、各部局の目標値を盛り込んだ上半期の施行計画を決定した。

 15年度は那覇空港滑走路増設事業や沖縄振興一括交付金を活用した各種事業が予定されている。一括交付金は前年度、国から不用額の多さを指摘された。本年度の執行率が来年度予算編成の重要な要素となる見込みで、円滑な執行が求められている。
 14年度は上半期の目標として執行率73・3%に設定したが、実績は61・7%にとどまった。県財政課によると建設現場の職人不足などで公共事業の入札の「不調・不落」が影響し、執行率が下がった。