知事に激励メッセージ240通 外国からも


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寄せられたメッセージを県職員(右端)に手渡す「ニュー・ウェーブ・トゥ・ホープ」のメンバーら=21日、県庁

 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市への新基地建設で、市民団体「ニュー・ウェーブ・トゥ・ホープ(希望に向かって新しいうねりを)」は21日、県広報交流課を訪ね、国内外から集まった、翁長雄志知事に埋め立て承認撤回の決断を求める240通のメッセージを県職員に手渡した。

同団体が手渡すのは3回目で、県に届けられたメッセージの数は今回で800通に達した。
 手紙の中には「沖縄の海をどうぞ守ってください。沖縄の人の思いを貫き通してください」などと書かれていたほか、米国在住者から「新基地建設のために、海を埋め立てさせないで」などと英文でメッセージが寄せられていた。
 宮島玲子共同代表は「訪米の際に県民の民意を訴えるだけでは、前知事の承認を受けて辺野古新基地建設を進める米国の姿勢を翻すことは困難ではないか。これだけの民意を受けている知事は他の県にいない。県民の民意と覚悟を知っている知事に『承認撤回』など明確な声明を訪米前に宣言してほしい」と求めた。
 受け取った県職員は「メッセージカードを(知事に)伝えたい」と述べた。同団体は同日、県基地対策課も訪ね、知事に承認撤回を求める要請書を手渡した。
 同団体へのメッセージは郵送の場合、〒901-1303与那原郵便局留め「宮島玲子さん」まで。問い合わせはメールreiko.m.826@gmail.com