カヌーで抗議の市民ら4人拘束 辺野古沖で海保


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辺野古基金からの支援金について報告するヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表(左)=22日午前9時45分ごろ、米軍キャンプ・シュワブ第1ゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設計画をめぐり22日午前、辺野古沖の海上では基地建設に反対する市民らがカヌー15艇と抗議船3隻を展開し、抗議した。沖縄防衛局が作業船を使い、辺野古崎付近の浜から沖に向け浮具(フロート)を引く作業が確認された。抗議したカヌー隊のうち市民4人が海上保安官に拘束された。4人は10時半現在、拘束されたまま。

 一方陸上の米軍キャンプ・シュワブゲート前では、早朝から市民らが海上保安庁の職員らが乗る車両がゲートに進入するのを阻止する行動を展開した。
 市民らは午前9時40分すぎからは第1ゲート前で集会を開いた。午前10時ごろ参加した読谷村民会議のメンバーと合わせて、約80人が集まった。集会でヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表が、辺野古基金からの支援が決定したことに「まだ活用方法は決定していないが、皆さんが活用できるものにしていきたい。期待してください」と報告した。
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