政府、サイバー新戦略を決定 首相「対処能力を強化」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 政府は25日午前、閣僚でつくる「サイバーセキュリティ戦略本部」の会合を官邸で開き、インターネット空間の自由と安全の確保に向けた新たな「サイバーセキュリティ戦略」を決定した。安倍晋三首相は会合で「国境を越えたサイバー攻撃を含めて、あらゆる事案に対処するため、わが国の能力をこれまで以上に強化しなければならない」と強調した。

 2020年東京五輪・パラリンピックをにらみ、サイバーテロ阻止に万全を期す考えも表明した。
 戦略の更新は13年以来。「情報の自由な流通」や「法の支配」など5原則を示し、サイバー空間の国際ルールづくりへ積極的に関与する方針を明記した。
(共同通信)