【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設計画をめぐり25日午前、辺野古の海上では沖縄防衛局の作業員が台風6号の接近に伴い外していたとみられる警告文の付いた俵型の浮きを設置した。シュワブ内の兵舎解体現場付近では重機が動く様子が確認された。
一方、計画に抗議する市民は辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前と海上から基地建設中止を訴えた。
シュワブのゲート前では市民らが午前6時ごろから抗議の声を上げた。長野県で沖縄の基地問題などを学ぶ市民団体「信州沖縄塾」のメンバー15人もゲート前を訪れた。正村正博さん(66)は「(新基地建設は)民主主義の否定だ。全国から声を上げることが大事だ」と語った。
海上で抗議する市民らは午前、カヌー17艇と船3隻を出し、作業中止を訴えた。【琉球新報電子版】