新基地土砂条例 県議会与党が6月議会提出へ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設に関連し、県議会与党は6月定例会に県外からの土砂の搬入を制限する条例案を提出する方針を固めた。複数の与党県議が明らかにした。制限方法について最終調整を進めており、与党県議は「与党の代表者会議や条例を検討する政策会議で6月定例会に提出することを確認した」と明らかにした。県幹部も「6月定例会に提出する方針だと聞いている」と述べた。

 県議会与党が検討している条例案は県外から土砂を搬入した際に外来生物が混入することで生態系に影響が生じることを防ぐことを大きな目的としている。関係者らによると、制限の方法として「届け出制」とするか「許可制」とするかなどについて、与党県議と県の担当部局や法律の専門家との間で詰めの議論が行われている。(外間愛也)