翁長知事、ケネディ米大使と会えず 訪米前会談


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 翁長雄志知事が27日からの訪米前の実現を目指していたケネディ駐日米大使との会談が不可能となった。県関係者や米政府筋が明らかにした。

翁長知事はオバマ米大統領とも直接話ができる関係のケネディ氏と会い、辺野古新基地建設に反対する県の考えを伝え、計画見直しに協力を求める予定だった。県は当初、4月下旬の日米首脳会談前にケネディ氏との会談を希望していた。この時も面談は実現せず、米政府は「知事から提案があった期間はケネディ大使が(米国)出張中だ。大使が日本へ戻った後、会談を再度申し込まれるよう県に伝える」としていた。県側はその後、再度会談を申し入れたが、25日段階で返事はない。
 米政府筋によると、ケネディ氏や周辺は翁長氏と「会うつもりはある」が、知事訪米前で米政府の対応に注目が高まる時期の会談には慎重となっている。