国連安保理、記者殺害を非難 妨害や虐待行為中止も要求


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 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は27日、武力紛争を取材するジャーナリストらへの妨害や虐待を非難、全ての紛争当事者にこうした行為をやめるよう要求する決議案を採択した。仙台市出身の後藤健二さんや米国人記者らが過激派組織「イスラム国」に殺害されたとみられる事件を受け、記者の誘拐や殺害を許さない安保理の強い決意を示した。

 安保理の討論会合で、日本の岡村善文国連次席大使は殺害の実行犯とみられる通称「ジハーディ(聖戦士)・ジョン」を含む加害者たちが「今も青い空の下を自由に歩き回っている」と指摘。処罰の必要性を強調した。
(共同通信)