大浦湾でスパット台船2基目の組み立て作業続く


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海上で組み立てられる2基目のスパット台船(左)=30日午前、名護市の大浦湾

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、沖縄防衛局は30日午前、台風接近で一時中断している海底ボーリング調査の再開に向け、米軍キャンプ・シュワブの浜付近の海上で2基目のスパット台船の組み立て作業を続けている。既に1基のスパット台船は完成し、同じく浜付近の海上に設置されている。調査地点に再設置後、調査を再開するとみられる。

 海上では、市民らが船やカヌーに乗り、抗議活動を展開している。
 大型クレーン船とスパット台船の資材は台風6号の影響で一時撤去されていたが、28日に再び大浦湾に搬入された。29日から台船の組み立て作業が行われている。
 シュワブのゲート前では、早朝から抗議行動が始まり、午前10時30分現在約100人が集まっている。市民らは歌や演説で、新基地建設反対の声を上げている。【琉球新報電子版】